妊娠2ヵ月 安定期に入るまで実際どうだった?


結婚4年目、色々な出来事を乗り越えて待望の妊娠が判明しました。
とても待ち望んでいたことなので夫婦共々喜んだのですが、そんな喜びも束の間私の体調はどんどん悪化していきました。
安定期に入るまでに実際どんな経過を辿ったのかまとめていきたいと思います。

妊娠2ヵ月 悪阻スタート

妊娠判明と同時に悪阻が始まりました。覚悟はしていたけれど、今まで経験したどんな病気よりも辛かったです。「妊娠は病気ではありません」なんて誰が言ったのでしょうか。
確かに病気ではない・・・でも・・・・辛すぎました。

たった1cmほどの生命体に完全に支配される身体。朝が来ても起きられず、あらゆる物の匂いに敏感になり、料理が出来なくなりました。食事も出来なくなりました。

ポカリスエットと一部の果物が私の栄養源。掃除と洗濯はかろうじて出来ていましたが、それ以外の時間はほぼ寝ていました。眠りについている間だけは穏やかでいられたのです。何も感じませんからね。

赤ちゃんができて幸せとか、ちゃんと育っているかなぁ?とか、子どもを思いやる気持ちは皆無でした。私に母性はあるのだろうかと不安になりました。

妊娠3ヵ月 悪阻ピークに

外見からはまだ何も実感できない妊娠3ヵ月。
食べられる物はその日に寄って変化するようになりました。買い物に行くのも辛い日々で、特に肉魚売り場は地獄でした。体重はみるみる減少していきます。
食べていないのに吐く。自分の唾液すら気持ち悪くて飲みこむことができない。垂れ流すわけにもいかないので、ペットボトルに唾液を出し続けました。汚いと思うかもしれないけれど、自分の唾液が気持ち悪い人にはオススメの対策です。
これで吐き気がだいぶ軽減しました。(それでも吐きますが)
この苦しみからいつ解放されるのか、、、
・つわり辛い
・つわりいつまで
・つわり軽減方法
・つわり対策

etc
つわり検索魔と化す毎日でした。でもスマホを使える余裕があっただけまだまだ重症度は中程度。入院して生命の危機に陥る人もいるらしいですからね。
それでも私は私でそれなりに辛かったんです。つわりの辛さに加えて、風邪ひいてしまったり、ちょっとしたトラブルなどが重なり頻繁に実家に避難しました。
つわり中の実家生活では、上げ膳据え膳・洗濯も掃除も全てお任せのグータラ天国でとことん甘えさせてもらいました。

口を開けば「しんどい、気持ち悪い」と弱音を吐く私とは裏腹に、お腹の中の赤ちゃんは順調に成長していました。
エコーで初めて手足をバタバタさせているのを見た時は頑張ろうと思えました。(その瞬間だけだが)

この時期の健診で出産予定日が決まり、母子手帳を交付してもらえることになりました。母子手帳は病院でもらえるわけではなく、役所に行って手続きをしなければならないのですが、これが・・・地味に辛いのです。
以前流産を経験している私は、9週の壁も越えて、3cmの壁も越えて、念願の母子手帳がもらえて、とても嬉しいはずなのに・・・それでも辛いとしか感じることができませんでした。役所の管轄なのはわかりますが、病院で交付できるようにしてほしいなと強く思いました。
本当に悪阻妊婦には拷問でしかなかったので、役所の人から「母子手帳はお家でも身をよく読んでおいてくださいねー」と言われたけれど正直悪阻が無くなるまで1ページも読まなかったです。(読めなかったです)ダメ母だなぁと、また気持ちが暗くなりました。

妊娠4ヵ月 妊娠糖尿病疑惑

妊娠4ヵ月目も半分ほど過ぎると悪阻もだいぶ軽くなってきました。
しかしまだ唾液廃棄用ペットボトルは手放せません。

私が通う病院では10週を超えると腹部エコー健診になり、付き添いの人も一緒に診察室に入れるようになるので、夫についてきてもらいました。前回の健診に比べると、手足と心臓の動きがより鮮明により活発に小さな手のひらまでくっきり映し出されました。
夫が赤ちゃんを見たのはこの時が初めて。感動していたようです。妊娠中って男性と女性で意識に差が出やすい時期なので、健診についてきてもらうことはとてもおすすめです。

しかしこの時、私に妊娠糖尿病疑惑が噴出しました。悪阻で果物やスポーツドリンクばかり飲んでいたのでその影響かもしれないけれどと前置きがあったものの、悪阻が完全に引いたら精密検査を受けることになりました。

高齢であることの弊害か、絶対無縁であると思っていた糖尿疑惑に思い描いていたマタニティライフが音を立てて崩れていく気がしました。

妊娠5ヵ月 胎動が始まり性別が判明する

安定期と言われる妊娠5ヵ月に突入すると、あれだけ辛かった悪阻が嘘のようにラクになりました。やっとあの苦しみから解放されるという喜びと、赤ちゃんがちゃんと生きているのだろうか?という不安でなんとも複雑な心境を抱える日々。胎動が始まるまでの間、赤ちゃんの安否を知ることができるのは妊婦健診の時のエコーのみだからです。

悪阻が明けると、妊娠糖尿病疑惑の精密検査も受けました。
空腹時の採血採血→甘い炭酸飲料1本を飲む→その1時間後に2度目の採血採血→2時間後に3度目の採血 という具合に検査をします。
結果は全く問題無しの正常値でした。
ほっと一安心しましたが、妊娠後期に妊娠糖尿病になる人が多いらしいので頭のどこかに不安が引っかかったまま出産までの時期を過ごしました。

17w5dのこと
お腹の中でポコポコとガスが湧いているような、でもただガスが溜まっているとは違うような「もしや胎動??はて?」という感覚を覚えました。

1週間ほどすると 下腹部に芋虫が這うような感覚に変化します。
これは・・・確実に何かが居る・・・胎動だと確信します。

そしてそのまた1週間後は金魚がバタついているような動きを感じました。 この時になると夫もお腹越しにその動きを初めて感じることができるようになりました。

さらに日にちが進むと、大きなエビまたはザリガニがお腹の中で跳ね回るような感覚になりました。

自分の意思とは関係無いところで 何かが動いている不思議。もう一人の誰かが自己主張をしてきているなと思いました。今までは悪阻か病院のエコーで視覚的にしか確認できなかった赤ちゃんが、ついに、その存在を知らしめる時を迎えたのです。
胎動を感じると、赤ちゃんが動いてる~幸せ~ となるのかなと思っていたのですが、残念ながらそういう感覚とはちょっと違いました。
日々変わりゆくキックとパンチの種類を冷静に観察し、幸せというよりただただ不思議で、たぶん産まれるまでどうなるかわからないという得体のしれない不安が心の奥にあったから妙に冷めていたのかもしれません。
赤ちゃんの自己主張を感じながら、今日も元気そうで良かった良かったと語りかけるのが日課でした。

次回につづく・・・

コメント

タイトルとURLをコピーしました